太陽光発電を搭載している一般の住宅が増えてきましたね。消費増税後も太陽光の工事の業務は比較的伸びていると聞いています。そりゃそうかもしれません。周知のとおりなんといっても［売電システム］てのがあるからです。この売電、１０ｋＷ以下では３７円の買取（２０１４年現在）ですが少し前まで（２００９年度）は４８円の買取でした。この５年程度で１０円も安くなっているんですね。それでもやはり売電、電気を売れるというのは魅力なんでしょう。また早くやらないと売電価格が少なくなる！といった見込み？があるので太陽光発電工事に拍車がかかっているのもあるんでしょうね。

この画像も太陽光発電なんですが、これはいわゆる［メガソーラー］ってやつです。最近よく目にしませんか？広大な敷地に太陽光パネルが延々と並んでいるのを。 では一般の住宅とメガソーラーとどう違うの？と思われますが、簡単に言うと発電量の違いによって分かれています。メガソーラーとは１０００ｋＷ以上の発電、つまり１メガワットの発電があるかどうかなのです。原発の再稼動が不透明な中、自然エネルギーを利用した発電。なにやらいいように聞こえますよね。確かにそうかもしれません。しかし企業がここぞとばかりに競って設置しているのには大きなわけがあります。それはこれには大きな利益を生む構造が見えるからです。はっきりいって馬鹿でも儲かる、おっと失礼致しました。詳しくは省きますが、簡単に１ｋＷの買取が３２円。（※１０ｋＷ以上は３２円買取です）　１０００ｋＷあるとして、３２×１０００＝３２０００円。単純に２０００ｋＷなら６４０００円、３０００ＫＷなら・・これが毎日、MAXでの発電計算なら・・！！まあ曇りも雨もあるんでありえませんが、大規模であればあるほど入る金額も増えてきます。そこから損益分岐を考えあ～だ、こ～だで寝ててもお金が入ってくる構造になります。全くもって自然エネルギーを使って、温暖化の防止だの、原発に変わるエネルギーの確保だのという話ではありません。だって全量買取だもの。で、それはすべて皆さんの電気料金からの支払いというのをお忘れなく。

ちなみに関西電力のはぴeタイムのシステムも平成27年4月1日から新規受付は停止となるそうです。※詳しくは関西電力ＨＰ　http://www.kepco.co.jp/share/images/header_logo.gif う～む。どんどん家計が圧迫しそうな予感がします。というより圧迫しかないでしょう。消費増税に絡み、ありとあらゆるものが値上げ、サービス停止に追い込まれている感じがします。 そもそも太陽光発電は環境、温暖化の防止のためから波及し、それでは追いつかないからちょっとした恩恵で促進したが、ふたを開けてみると電力会社、国のバンザイで最終的に国民の負担に押し付けられている感じがします。では太陽光発電に反対か？と聞かれればそうでもありません。メガソーラーは別として、住宅に搭載する意味合いとしては、今後自分の家で使う電気は自分で調達（発電）しますよ、というスタンスがいいのではないでしょうか？