リビングルームです。畳スペースを設けてあります。座るもよし、寝るのもよしですね。下は製作し収納スペースになってます。 この畳、半畳タイプで縁がない俗に言う「琉球畳」です。カラーリングも定番の緑からピンクまで色々選べます。部屋の雰囲気と合わせるのが重要ですね。 この間取りはキッチンから全て見渡せるように設計しました。急な来客にも対応できるように、リビングとキッチンを建具で間仕切るようにもできます。

キッチンから見た風景。フローリングは無垢材のような仕上がりのモノをチョイス。当初、無垢材を検討されておられましたが、なかなか御希望の色合い、御値段がなくパナソニック製のフローリングで決定。ではここで無垢材についての豆知識。 無垢材は非常に感触（足触り）がよく温かみもあるんですが、お手入れも大変なところがあります。 １、傷がつきやすい。　やはり自然の素材ですので衝撃にはフローリングと比べ弱いですかね。当然材種にもよります。杉やパイン、ヒノキは弱いですが、カリンやゴムなどはそれらよりは硬く丈夫ですが、お値段はグッと上がってきます。 ２、木材の伸縮がある。　木というものは湿度により伸縮します。要は木も呼吸しているんですね。造作材の含水率（木が含んでいる水分量）は18％以下～なんですが、日々の生活によって空気中の水分が変化します。エアコンによる乾燥、気候による湿気、また暖房器具による乾燥などなど。そういった外部環境により木が伸縮し、隙間や割れ、ソリひねりが出てくる可能性がフローリングよりも大きいですね。これは施工能力や材料の品質を超えた部分もあるところです。 ３、床暖房が使えないモノもある。　今回は床暖房はありませんが、部材によっては床暖房が使えないものもあります。最近は無垢材でも床暖房可の部材が増えてきましたが、それでも完璧なものは少ないと思います。（個人感想）まあ自然のものですしね。 ４、価格がびっくりする。　これはフローリングと比べてなんですが、お値段がびっくりする程のものもあります。代表的なものはカリン、ケヤキでしょうか？幅広部材はもっとびっくりします。 とまあいろいろ個人的に言いましたが、無垢材は無垢材の良さもあるわけです。使い込むほどに味も出てきますしね。

２Ｆの床材は同じメーカーで色合いを変えました。木目の感じが強いフローリングですね。全体を白で統一してあり、床のカラーリングが濃くても白でも合いますね。

各部屋にニッチも。デザイン的なところもありますが、こちらのニッチは寝室の壁。要はここに携帯を置けるように内部にコンセントを持ってきた次第であります。

２Ｆの収納部屋。階高を利用し、ロフトを設置。大容量の収納が可能になりました。

玄関ドアはリモコンによる自動開閉、タッチキー搭載です。買い物帰りで両手がふさがっていても鍵を出す煩わしさもありませんね。ただこの扉、設定があり間違えるとオートロックのような操作にもなるんです。締めて何秒後かには自動でロック、鍵を忘れると自分の家に入れなくなる、なんてことも。