外周周りの基礎の型枠を立ち上げると同時に断熱材を一体で施工します。立ち上がりの断熱材の厚みは50ｍｍ、3種のｂ材を使用。オプションのプラ基礎と違うのは、プラ基礎は型枠が兼用の断熱材になってます。今回は標準仕様なので、外部は通常の型枠です。写真下に見える配管は基礎換気用の配管。VU200管を使用します。VU200って公共の排水管に使用されるもので、通常の住宅には使用されることはほぼないんですが、こればかり注文しているので問屋は｢公共事業が忙しいんだなぁ～｣と思っているかもしれませんね～。はい、全く公共の官工事は請け負っておりませんのであしからず。

配管も施工。どうでしょう。配管の施工とメンテが楽という意味がお分かりいただけたんではないでしょうか？？今回は最終マスと勾配の絡みで基礎内部に配管を取り回ししてます。

さて今回のエアサイクルの話とは違うのですが、昨今マンションの杭打ちの問題が取りざたされておりますね。データを改ざんしてある物件がどれだけあるのかが気になるところですが、あのような大手の会社がずさんな調査、工事をしていたというのが問題だと思います。推測される原因は工期の無さや、下請けへの金額が無かったりとかなんでしょうか。しかし住まれる方（購入される方）には何の落ち度も関係もないですしね。問題は大手だから大丈夫とか、中小企業だから心配とかではなく、企業の意識であると思います。現にうちらのような小さな会社で下請けに入っている業者さんは大手のハウスメーカーにも入っています。じゃあ家のどこがどう違うのか？やっぱり結局最終はその会社の経営理念であったり、請負手の意識の差なんでしょう。住まれる方にいい家を提供したい、快適で健康に住める住宅を提供するという考えがなければいけないと思います。安かろう悪かろうでは仕方ないのかもしれませんが、仮にも大手の会社が施工した物件は、安心できるモノを提供して頂きたいと思いましたね。 少し話がずれましたが、今回の問題は対岸の火事の話ではないような気がして少々生意気にも意見を述べさせて頂きました。規模は異なるけれども同じ建築人として安心できる住まいを提供していきたいと思っております。