下から見たの図。屋根垂木の間に断熱が収まっております。写真の真ん中あたり、少し断熱が空いているのがお分かりでしょうか？これは決して施工ミスではなく、ここに棟換気ボックスがついてここから小屋裏の空気が抜ける仕組みになっているんですね～

今回の住宅のピッチは985。さてピッチとは何なんでしょうか？それは柱～柱間の寸法のことなんですが、有効開口のことではありません。柱の芯（真ん中）から柱の芯（真ん中）までですんで、985ピッチの有効開口は、例えば柱が105ｍｍであれば、985-(52.5+52.5）＝880ｍｍということになります。この985ピッチというもの、滋賀県は多いので仕事し始めのときこれが普通なのかなと思っていたら地方によって全然違うんですよね。例えば九州地方で多いのは955ピッチ、あと945ピッチや900ピッチなんてのもあるそうです。基本的に多いのは910ピッチか1000ピッチのようです。（ハウスメーカーはほとんど910ピッチ）なぜ910ピッチが多いのか、それは910に合わせた建材が多いのが答えではないでしょうか？材料のソツが出にくいんでしょうね。ピッチの話はまた別の機会にでも説明できればいいかな？ さて話がずれましたが、この壁断熱材、当然985の幅のものはなく、1000の幅の材料ですんで全てカットを行う必要があるんですね。写真で見る以外にまだまだあります・・

壁断熱材は基礎の上に乗るので、基礎の上にパッキン材をあらかじめ施工しておきます。こういった下処理を行ってからようやくメインの壁断熱の施工に入ります。

張り出したら結構早いもんです。まあ何棟か施工させていただいてるんで、職人も手馴れたものですね～。外部の銀色は遮熱シート。この壁断熱が工事が終わると同時に防水工事も終わるんで結果工事は早いんではないでしょうか？まとめると、防水工事も棟上で終わり～の、断熱工事も終わり～の（充填式断熱仕様なら大工の内部造作で結構手間がかかります）プラス住宅の性能もあがり～まく～りでオールＯＫ！！

あとは気密を保つ為に、内部から吹き付けの断熱を施工。木部との取り合い部分は特に入念に行います。（特に入念ってなんだか重複してる感じがしますが、まあ重要な部分ですんで良しとしましょうか）