断熱工事も終わり内装に入っていきます。まずは下地。今回は床のタルキを組む工法で行います。床組みといっても構造用合板+フローリングが多いかもしれませんが、今回は改修で既存の床レベルに合わす為、タルキ+合板+フロアで組んでいきます。

解体後。ここからしっかりとレベルを出し新たな床を組んでいきます。既存の床レベルは当時はレーザーを使っての隅出しはなかなかなかったと思います。（ちなみにこちらの住宅は築28年）なので高さの誤差というものは結構ありますね。しかも昔は一重張り。そうそう良く床張りで一重張りとか二重張りとか言いますが、一重張りとは床タルキ+フローリング、二重張りは床タルキ+構造用合板+フローリングのことです。言わずもがな二重張りのほうが耐性はしっかりします。今回はもちろん二重張りでの施工。

タルキの上に構造用合板を設置、このあとフローリングを施工します。

建築部材ではいいところはどこでも大々的に説明しますが、しっかりとデメリットの説明も踏まえて選択されることをお勧めします。今回の無垢材のフローリングのデメリットは単価、木材のやせ、でしょうか。単価は一概には言えませんがフローリングよりも高いことが多いですね。また木材のやせ、これは乾燥材を使用してはいますが、天然の無垢材は住宅の環境（湿度、乾燥）によって伸縮します。それによってフローリングの隙間、割れが施工によって起こる可能性があるんですね。全部が全部そうなるとは言い切れませんが、杉材などは伸縮が大きいのではないでしょうか？他の種類の無垢材と比べ安いというメリットはありますが。

キッチンの対面カウンターも施工。あとは手間のかかる和室関係ですね。がんばっていきま～す。