地盤改良工事~HySPEED天然砕石パイル工法~その2
2012/10/26
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前回の続きです。 みなさんは「六価クロム」をご存知でしょうか?普段生活を送られている中で、その言葉を耳にする事はほとんどなく、知らない方がほとんどだと思います。六価クロムとは、非常に強い毒性を持ち、当然人体にも影響がある化合物のようで、かの悪名高き「アスベスト」と並ぶ二大発ガン物質の一つであり、LARC(国際がん研究機関)からもリストアップされているものです。ではなぜ地盤改良と関係性があるのでしょうか? 実は地盤改良工事での改良方法の一つに、「セメント柱状杭」の施工というものがあります。建物を支持する杭という点ではHySPEED工法と同じなんですが、大きな問題があり、実はセメント系固化剤を用いた地盤改良では人の健康や自然環境に悪影響を及ぼす危険な発ガン物質「六価クロム」の発生率が高くなる、ということがわかっています。今のところ原因はよくわかっていないみたいなのですが、セメントと土(土壌)を混ぜると「六価クロム」が発生しやすくなるみたいです。 2003年2月15日に施行された「土壌汚染防止法」では有害物質として厳しい規制がなされているようで、しかも土壌中から基準値を超える「六価クロム」が発生した場合、土地の所有者は、汚染物質の浄化義務を負わなければなりません。そして、そこに住む人々の健康を害するおそれもあります。 ではなぜ今もセメント柱状杭を使った地盤改良工事が行われているのでしょう。それは私の推測ですが、六価クロムの発生する原因が未だはっきりとしないことが大きな点ではないでしょうか? 他にも問題点があります。実は地盤改良でセメント柱状杭の改良工事を行った場合、将来土地を売りたいとなったときに、そのセメント柱状杭が埋設物(産業廃棄物)とみなされ土地の評価額が大幅に下る可能性が出てきます。現に2003年1月より土地の評価基準の見直しで土地の鑑定時に「土壌汚染」や「埋設物」が発見された場合、土壌汚染の浄化費用や埋設物の撤去費用を差し引いて算定されるようになっているようです。 (ネット上では様々な問題が載っています) 様々な問題がある中、この「HySPEED工法」がすべての問題を解決する工法なんです。まず支持杭が砕石で作られるので六価クロムの発生が起きません!砕石は自然界に存在するものであり、土壌汚染や、環境破壊による周辺地域への悪影響を起こしません。また砕石はセメントと違い、地下の埋設物(産業廃棄物)とみなされず土地の評価額に算定されることもないんです。当然施工費用も従来とほぼ変わらず「安心・安全・経済的」を兼ね備えた地盤改良と言えるのでは無いでしょうか? 弊社はこの「HySPEED工法」を推奨しており、建物は勿論のこと、更に地盤・土地の安全、保証、環境等なども配慮しております。ご相談はお気軽にどうぞ。
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