Ｈ様邸リノベーション工事　内装偏｜楢崎住宅日記滋賀の木造住宅・ガレージハウス【創業40年楢崎住宅】

Ｈ様邸リノベーション工事　内装偏

2017/01/27

リノベ工事の模様です。内装・外装見ていってくださいませ。
1月に入り大寒の文字通り、荒れた天気が続きました。だいたい暦どおりになってますよね。これは何年もかけての統計なんでしょうか？予報の悪い天気だけは良く当たる、ってのはいいのか悪いのか。まあそれはさておいて、滋賀県というのは北と南では天候が全然違います。北部では雪でも南部では快晴というのは良くあるんですが、今回は南部でも雪！（当然北部は大雪！！）ちなみにこちらの住所は南部に位置します。んで弊社は北部。当然会社の周りは雪ですが、まあ南部は晴れだろ。という希望も打ち砕かれこの状態。ああ、外部工事が不可能じゃん・・工程をどれだけ組もうが自然には勝てず。まあ内装工事がありますんでそちらを進めていくことにします。
の前に、今回の工事のポイントでもある「玄関の位置を変更する」というのがありました。なぜこれがポイントなのか？こちらのリノベーション工事、ポイントが何点かありまして、1つは断熱改修（寒いから何とかして欲しいという希望）2つ目は玄関の向きを変更したいというのがお施主様の希望。過去の日記「建築あるある～」（※建築雑学2013年4/1掲載より抜粋）にもふれてますが間取りに関して玄関の向きというのは南か東が良いとされているようです。以前の玄関向きは西側、なので今回は南側に変更します。まあ家相や風水に凝りすぎると気に入った間取りは出来ませんが、出来るところはやります。しかも元あった離れがなくなったので玄関位置を変えても通路もばっちり取れますしね。玄関は家の顔でもあるのでヘタな部材は使用できません。全て無垢材、化粧材で施工。
軒裏も化粧材。普段目に付かない部分もこういった和の雰囲気を楽しめるようにしました。
今度は内装。元あった土壁を塗り替え致します。最近の左官の表面部材は接着性が強いらしく、現状の壁に上から塗りなおすと元あった壁が引っ張られてはがれる恐れがあるので、表面の仕上げ部材のみを落としていきます。
このミドリの粉がはがし落とした壁の表面。こういった下処理を行い手間をかけて表面を仕上げていくんですが、これは左官職人しか出来ない仕事。ザ！左官！という仕事でしょうか。そういえば和風の家、しかも壁が土壁の仕上げの家ってとんと少なくなってきましたね。今はクロスか珪藻土がもっぱらではないでしょうか？現にこういった土壁の塗り替え仕事も久しぶり。別に土壁をリスペクトしてるわけでもありませんが、要は全体の家の雰囲気の調和が大事なんですね。仕上がりが楽しみです。
欄間（らんま）の間の壁を仕上げるの図。こんな小さな隙間は専用のコテで仕上げておられます。
あとは階段部分を羽目板で施工したり
同じく脱衣所も羽目板で施工したりと着々と進んでおります。思い返せばこちらの工事が着工したのは昨年6月、もう半年以上も経っておりますが日記を見ていただいている通りいろんな職人さんの手を借り手間がかかっております。施主様には長らく御迷惑をおかけいたしておりますがその分良い住宅が出来上がります。
さて弊社は北部と冒頭に書きましたが、じゃあ雪のあんばいはどんなだい？という事で写真をＵＰ。これ軽自動車が普通車にグレードＵＰ！わーい！・・って帰れねぇぇぇ！！ちなみにこれ1日でこうなりました。
会社の前の道。ちょっとどうなってんのこれ？ここ滋賀県だよね。豪雪地域でもないよね・・しかも除雪車が走ったあとなので、路肩に雪がたまり会社に入れねぇぇぇ！！（会社は右側）道に停車し、スコップでかき分けてから入るという始末。
いろんなお仕事、雪かき偏でも日記書けたな。まあえんえんと雪の画像になりますけど。ほんまに大げさじゃなく60センチオーバーで積もりましたよ。改めて自然の怖さ、すごさを思い知りました。そうそう、帰り道前の車、トヨタ製ハリアーがとろとろ運転で「ハリアーならもうちょっとスピード出るんじゃない？」と思って近づいてみたらヴィッツだったそうな。路面の雪かきも大事ですが車の上の雪かきも大事ですぜ！ではまた次回。